ソラマメの窓

cerebellu3.exblog.jp
ブログトップ

[立ち話し]

b0335110_13210275.jpeg
「だれも遊んでくれないので、ふて寝しま〜す。」

先日、歯科医院に行く道で出会った人は、緑内障で視野狭窄が起こり、危ないので杖を持っているんですと言っていました。
一方通行の道で出会い
「遠くから見ていて、失礼かと思いますが!可哀想だな〜と思ったんですよ。」
と言います。"可哀想"と言う言葉は、しばらくぶりで聞きました。
"そうですよね、みんなそう思ってるんだけど、これは面と向かってなかなか言えない言葉ですよね。"
「失礼だなんて、大丈夫ですよ。声をかけて頂いて有難うございます。」
"以外と可哀想と言われても、平気な感じがした。"
「杖は使わないのですか?私は視野が狭くなってるので、足は悪くないのですが、杖を持ち歩いてるんですよ。」
「そうですね、杖を持った方が自動車なども気をつけるのでしょうけど、小脳の出血が原因なので、これ以上何かを持つと、かえってバランスを崩すんですよ。」
「じゃあリュックの方が安全ですよ。」
「それが変な病気で、倒れた頃に持っていた物をぶら下げていないと、不安定なんですよ。」
その時も左手にバックを一つ持っていたのですが、手ぶらだから良いというわけでもなく、不思議な脳の癖なのです。
その人は
「前は料理人だったのですがこの病気になってから、危ないのでやめました。運転免許も返上したのでもっぱらの日課が散歩です。いつもは糖尿病で歩けなくなった妻の車椅子を押しているので、その方が返って安定して歩きやすいんですが‥‥。一人の時は杖に頼ります。」「子供は5人いるんですが、滅多に帰ってきません。頼るものではないですね〜。」
「そうですよ"便りがないのがよい便り"ぐらいに思っていなくちゃですよね。」
と笑いながら、子供達がどこに嫁いで、どんな仕事をしているかなど、約20分ほど立ち話をしてしまいました。歯科医院の受付時間が迫っていなければもっと話してしまったかもしれません。まだ、人生の100分の1も聞いてませんしね。
人生はドラマですね。
そうそう、歯科医院はもう虫歯はなくなったので、月1回検診と歯のお掃除のため通ってます。毎日「歯や歯茎が痛くないってなんて幸せなんだろう。」と思いながら食事をしてます。
今月で倒れて6年6ヶ月が過ぎました。
近況報告として
・あんなに二足歩行が羨ましかったのに、今は、どうにかフラつきながら歩いていて"二足歩行がした〜い"と心の中で叫んでいない自分が不思議です。
・右手で箸を使ってます。右脇をちゃんと閉めれば、少し上手に口へ持っていけます。
・とても嫌いだった、ヘビーローテーションの口の狭いコーヒーカップを洗うとき、中にどうしても指が二本しか入らなかったのに、なぜか今では4本入ります。
時間はかかりますが、あいかわらず、毎日"おや!"と思う動きの変化があります。



[PR]
by no-shukkettsu | 2016-12-13 13:35 | Comments(0)