ソラマメの窓

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[MRI検査]

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「こんどは、わたしを撮って〜〜」

年に一度のMRI検査の日。順番を待っていると、隣の人が小さな声で話しをしています。
「MRIを撮ってもねー、良くなるわけでもなし‥‥。」
あまり変わらない症状と付き合うのに疲れているのでしょう。うん、わかります。
血液検査や尿検査だけからは、脳を覗くことはできません。肺のレントゲンと同じで、今までの治療の方向性を見直したり、新たな出血の有無を確認する上では、MRI検査は有効なのでしょう。
私の番になって、いつものように道路工事のような音の中に入っていきます。撮影が終わってから、脳の映像を見るのが好きなので、少し窮屈な時間ですが、苦痛はありません。
主治医が以前の映像と見比べて「こことここは前に出血したところだね、変わりないですね。」と詳しく説明してくれます。新しい出血がないことは、ほっとするのですが、全く変わらない白い出血部位を見て"かわいそうな脳だなー"と思います。
でも損傷部位が全く変わらないのに"この身体の変化はどこから来るのかな‥‥?。"とも思うのです。それは、MRIの画像には映っていません。
養老孟司さんがテレビで「右脳と左脳のつながりを損傷した人に、靴下を履いてみるように言います。とても時間がかかるので見てみると、右手は靴下を履こうとして動いているんだけど、どうやら左手が靴下を脱がせるように動いているらしいので、時間がかかるようなのです。普通でも、人間の脳は靴下を履く場合少し迷ってますよね。」と言っています。
私の脳は、右脳と左脳の繋がりはまだあると思いますが、やはり自分の中にもう一人の何かがいるような気がして、時々右手が「フーン!」と言いながら、左手を見ているような時があるのです。ですから、この症状はよくわかるような気がして、テレビに向かって「そうそう、わかるー。」と言っています。
養老先生は、いつも少しお茶目に"なるほど"と思えることをおっしゃるので、とても好きなんです。




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by no-shukkettsu | 2016-09-13 15:41 | Comments(0)