ソラマメの窓

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[動体視力が弱る]

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 病気になってから、始めの6カ月は、回復の仕方がとても早く、毎日何かが好い方に変化していくのが良く分かりました。しかし、首を動かして左側を見ると、なぜか風景が海に潜って見ている風景に見えてきて現実味が無い状態は長く続きました。

バスを待っている間に、目の前を車が通り過ぎますが、その車を眼で追いかけていくと、車の後ろのブレーキランプが、右のランプが左のランプより45度上なのです。日にちを追って、40,30,20,10度とその差は小さくなって行きましたが、右と左がほぼまっすぐ見えるまで4年かかりました。

さらに、バスや電車に乗っても、外の景色を目で追うことができないのです。なんと言ったらいいのでしょう、言葉で言い表すのが難しいのですが、すごいスピードの新幹線の窓から外を見ているようで、動いていく風景に視力が追いついていかなくなり、疲れてしまうのです。動体視力が弱っているとでも言うのでしょうか。ですから、バスや電車では眼を閉じているのです。

その分、臭覚や聴覚が敏感になり、通り過ぎた人の香水、柔軟剤のにおい、家のにおい。夜は、服についた焼肉や天ぷらのにおいなどで楽しめます。また、仕事で理不尽な事に合った話、友達と旅行に行った話、仲間達との部活の話、仕事先との調整などが聞こえてきて、元来推理好きな私は結構楽しめたのです。

しかし、バスも電車も、眼を開けて乗っていられる日が来る事が、良くなった病状の一つの目安にもなりました。


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by no-shukkettsu | 2014-07-24 15:47 | Comments(0)