ソラマメの窓

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[同室者入院]

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午後3時ごろだったと思うのですが、若い女の人がストレッチャーで運ばれてきました。何度も吐きながらも、意識はあるようです。同室の皆は脳の障害や症状の大変さをよく知っているので話しかけません。

担当医が来て、検査の結果を説明しています。しかし吐き気の原因がまだ分からないようでした。優しそうなご主人が「びっくりしたよ。なにか持ってくるものはない?」と面会に来ました。窓際のSさんが椅子を持っていきました。

まだ若い患者さんは、吐きながらも、とにかく子供のことを心配していました。お弁当のこと、通園の方法、着替えの場所、これからの預け先のことをずっと話しています。仕事中に倒れたようで、仕事のことも心配しています。

夕方になって、子供とおばあちゃんが面会に来ました。彼女は自分の病気よりも子供に会えたことの方が嬉しいようでした。

病院の夕食は彼女の分も届いたようで、廊下側のTさんが食事のカートから取ってきてあげました。彼女は子供に話しかけたりしていましたが、夕食は、吐き気が強く食べられませんでした。

子供とおばあちゃんが帰った後、彼女は布団のなかから、携帯でご主人に電話をしているようです。病室で携帯を使うことは禁じられているのですが、動けない本人の気持ちを思うと、同室のだれも咎める事ができませんでした。

夜遅く再度ご主人が来ています。原因が分からないのがとても不安のようです。消灯時間が過ぎ、静まり返った病棟で、部屋の皆もそう思っていました。

次の朝、彼女の検査結果がさらに出てもまだ原因が分からず、吐き気は続いています。

ご主人と先生が相談し、彼女は大きな病院を紹介され、午後には転院になりました。


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by no-shukkettsu | 2014-07-19 17:12 | Comments(0)